この日もらった写真を、あたしはベッドの下に隠した。
まだ作りかけのあなたとのアルバムの中にひっそりと隠したのだ。
どうすることもできなくて、ただ震える毎日を過ごしていく。
優くんに言えるはずもなく、毎日のメールや電話も心配をかけないように演技をする。
本当は言ってしまいたい。
『助けて』と言って楽になってしまいたい。
でも脳裏にちらつく先輩の表情。
それがある限り何も言えないのだ。
そして時が過ぎ、8月26日。
今日の夜から優くんが泊まりにくる。
あんなにお母さんは優くんに会うのを楽しみにしていたのに先週から海外へ出かけてしまった。
随分前から友達と約束をしていたらしい。
だからあたしは責めることはできなかった。
また今度がある。
そう思っていた。
お父さんは主張で北海道だし…家にはあたしと優くんしかいなくなる。
そう考えるとちょっと恥ずかしくなってきた。


