「優くんはそれを見てもきっとあたしを信じてくれる!!」
あたしを信じてくれるよね?
あたしの話しを聞いてくれるでしょう?
振り払わないで、優しく抱きしめてくれるよね?
ねぇ、優くん…?
「百合?一緒に写真を撮ろうって言ったのは俺かもしれないよ?でも撮ろうと思ったのはお前の意志だ。それでもアイツは百合を信じるか?」
先輩の言葉に何も返事を返せないあたし。
何も言っても無駄かもしれない。
肩がじんじんと痛む。
ヒラヒラと落ちていく写真。
あたしは耐えられず、一粒涙を溢した。
「その写真、受け取るよな?」
唇を噛みしめて、先輩を睨み付ける。
あなたは最低よ。
人の気持ちを玩ぶのだから。
「あたしをどうしたいの?」
弱々しい口調であたしは言う。
心が閉じていくよ…。
「今日は帰れ。来週から模試だから。模試が終わったらたっぷり遊んでやるよ。遊んで欲しいだろ?アイツのためにも」
堕ちる世界。
落ちる涙。
もう助け船はこない。


