空の上から愛してる



先輩に告白された時は本当に嬉しかったな。
毎日一緒にいて、毎日笑いあって、輝いていたよ。
でもあたしの中の先輩がだんだんと薄れていった。
その理由は、浮気。
そしてもうひとつ。
あたしが恋をしたからだ。
そして今その恋があたしを虜にさせる。

隣には優くんがいて、毎日、毎日七色に光るの。


あたしの真っ白なキャンパスに色をつけていく。


先輩に『奪い返す』と言われた時、正直嬉しかった。
でも今は思わない。
身勝手だって、最低な女だって分かっているよ。
でも答えがはっきりとしている今、あたしはあの人に伝える。



今日が本当の『さようなら』




雨の中を歩いていく。
そして先輩の家に無事着いた。
インターホンを押すと家政婦が玄関から顔を出し『どうぞ』と案内をしてくれる。