気持ちが繋がった瞬間だった。
幸せが空から降ってきたような感覚だった。
ありがとう、あたしを幸せにしてくれて。
「じゃあこれから百合は俺の彼女だから。絶対に幸せにする」
この言葉がプロポーズの言葉みたいで、ついつい笑いそうになった。
すごい嬉しかった。
涙を我慢してあたしは答える。
「うん、じゃあこれから優くんはあたしの彼氏ね。よろしくね」
「うん…何か照れるな」
そう言って、幸せそうな笑顔を溢す優くん。
諦めかけた恋を、そう簡単に諦めるなんて出来ない。
あなたをずっと想っていて良かった。
こうして隣同士に並んで歩くときを待っていたんだ。
この日初めて優くんと手を繋いだ。
温かくて大きい手。
この中に愛情が詰まっている。
緊張していたから、手に汗を掻いていたと思うの。
優くんは嫌じゃなかったかな?


