「優くん、知ってる? 流れ星ってね、誰かの願いが叶う頃に流れるんだって…」 あの日、あの場所で一緒に見上げた星空は、とても綺麗だった。 あの日、あたしと優くんがさよならをした日の空は、とても蒼かった。 優くん、あたしはここにいます。 あなたが見つめる先にあたしはいます。 この空に…。 見えますか? あたしね、いつもあなたを見ているよ。 そして叫んでいるよ。 あたしの気持ち、すべて。 聞こえますか? 優くん、あたしがいなくても生きてください。