「てかさ、女子としてどうなの。

ドキドキするもん?」



「別に。

好きでもなかったら殴って逃げるだろ」



「それ、樹だけだろ」



女の子はそんなに暴力的じゃねぇよ。



すると俺の頭に一つの考えが過ぎった。



ちょっとイタズラしようとしただけ。



いつも俺のことバカにすっからさ。