「樹重っ」



「なっ、レディに向かって何を言う」



「あ、お前女だったのか」



こんなやり取りは日常茶飯事で

肌が触れ合ったって

2人きりで家にいたって

何も始まったことはない。



俺はいつもこの気持ちを

押し殺してるというのに...