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ここに愛華が・・・

そこには立派なお屋敷が。

「璃亜。行くよ」

「はい・・・」

屋敷の扉を開き中へと入った。

そこには1人の男性が立っていた。

「当屋敷にどのようなご要件でしょうか」

「隆太を出せ」

「当主に何か・・・?」

「いいから出せ!!」

首元を掴めレイ。

「わ、わかりました。どうぞこちらです」

一つの部屋に通された。

「ここでお待ちください」

しばらくすると隆太さんが入ってきた。

「一体何のようなんだ?」

「隆太さん・・・」

「璃亜・・・」

「愛華はどこですか?」

「愛華に会いに来たのか。いいだろう。会わせよう」

愛華が入ったにきた。

「愛華!」

「りあちゃん!」

愛華に近づこうとした。

「おっと・・・それ以上近づくなよ」

隆太さんは愛華にナイフを突きつけた。

そして周りには隆太さんの部下らしき人たちが10人前後私たちを囲んでいた。

「隆太・・・テメェー・・・」

「しかたないだろ?愛華は俺のものなんだから」

「違う!誰のものでもない!」

「キレーごとだな」

「隆太さん。愛華を離す気はありませんか?」

「ねーな」

「そうですか。わかりました」

私は携帯を使ってある人に電話をした。

「もしもし。もういいよ。おいで」

「あー?誰にかけたんだ?」

「あなたが知らない人」

「そうか。まぁいい。ここでボコられろ。そして俺達に逆らえないようにしてやる!!」

周りに囲んでいた人たちが襲いかかる。

その時ドーン!と大きな音と共に数人の人が入ってきた。

「!?なんだ!だれだ!?」

「俺らが誰かって?そんなの言う必要はないッス!」

「何なんだ?」

「随時早かったね」

「はい!璃亜さんに呼ばれちゃ飛んで来るっスよ!」

「ふふふ・・・ありがとう」

隆太さんの部下らしき人たちは次々と倒された。

残りは隆太さんだけ。

「璃亜・・・!お前・・・」

「私が何の作もなくここに来るとでも・・・?」

「くそ!何なんだよ!!」

「・・・せっかくだから教えてあげる。彼らはマフィア。黒薔薇の一味」

「マフィアだと!?」

「そう。ここにいるのはごく一部だけどね」

「なんでマフィアが!」

「教えてあげるッス!黒薔薇のボスが璃亜さんだからッス!」

『な!』

「驚かせてしまったね。出来れば穏便に済ませたい。愛華を離して」

「・・・っ!」

「それとも黒薔薇全精力を使ってここを潰して上げようか?」

「くそ!」

隆太さんは愛華を離してくれた。

「りあちゃん!」

愛華は走って私の元へと来てくれた。

「愛華!」

「りあちゃん・・・」

「ごめんね。愛華・・・」

「大丈夫・・・来てくれたから・・・」

「愛華・・・」

「璃亜さん!行くッスよ!長いは無用っス!」

「わかった・・・」

私たちは隆太さんの屋敷を出た。

「璃亜ちゃん!どういうこと?」

「家に着いてから説明する」

「わかった・・・」