車の行き交うのを見ているのが好き。 そうやっていつだってリセットしてきたもの。 「うちに帰らなきゃ」 マンションに一人暮らしなのは 少なくとも今はありがたい。 たとえ、星(アカリ)ちゃんの部屋だとしても 彼女は輸入雑貨のお店を開くために その手の書籍が部屋に置いてあり。 大学の勉強と夢と希望に満ちていた女の子だった。