『どう?やっていけそう?わからないことあったら何でも聞いて』


ため息をついた横から優しい声が聞こえたので振り向くと、浜野さんだった。


『ありがとうございます。そういえば話をちょこっと聞いたんですけどヒトミと付き合ってるんですよね?』


『あ、まじか。知ってるのね。まだ一応ここでは内緒にしてるんだ。』


『知ってます!黙っていますから』


『ありがとう。俺たちさ、年の差あるから結構ジェネレーションギャップが多いんだ』



ヒトミから聞いた話では浜野さんは
24歳で私達は19歳だから5歳差。


『でも良いことじゃないですか。女の子は歳上の人が好きですし。また惚気話聞かせてくださいね!』


そういうと嬉しそうにまたあの笑顔ではにかんでくれた。
初対面なのに、意外に私たちは意気投合した。



初のバイトは楽しさもあり、難しさもあり、それでもって、久しぶりの友人の恋愛話も聞けたから満足な1日に終わった。