「ヘェ〜。”死の手紙”ねー。面白いなぁそれ」

全てを話し終えた後に見せたタケの反応はさっちゃんと同様、楽観視したものだった。

まあそれもそうだ。

だって客観的に見れば、ただの偶然が重なっただけの、現実味のない話だしね。

でも、ちょっとは親身になって考えてくれても...。

「2人とも、あんまり真剣に聞いてないでしょ」

冷ややかな視線を投げかけると、タケはわたわたと両手を前で振る。

「ごめんごめん。そんなつもりじゃ。......いや、でもさ、考えてみ?」

そう言って、ピンッと人差し指を立てる。