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携帯のアラームが、05時50分を告げる。


俺は布団から跳ね起き、携帯を床に投げ付けた。


「なんなんだよ! 」

唇を噛み締め、携帯を拾い上げて見たくもない日付を確認する。

日付は今までと同じ、12月1日。

まただ。また、進んでいない。

アイの悲惨な姿を見た嫌悪感が、これは夢では無いと頭をガンガン叩いてくる。


「もしかして、同じ日に戻ってるのか……? 」


なんで、どうして。

そんな自問自答を嘲笑うかのように、何かの罰なのか、罪なのか。


時は繰り返し、巻き戻る。