お父さんは

いつも私の味方だった。


お母さんに叱られたとき

いつもいつも笑顔で守ってくれた。



「依ちゃんはいい子だ」


頭を撫でてくれる手が大好きだった。




私は


お父さんと永遠にこうしていられると


信じてた。





昨日の夜、お母さんが泣いてた。


私は


お父さんの顔を見た。




「大丈夫だよ」


お父さんはそう言いながら、私を寝かせてくれた。



今日の朝、お母さんはしんどそうだった。


お父さんの作ってくれた目玉焼きは

私の好きな半熟じゃなかった


「お父さんの目玉焼き硬いよ~」


「依ちゃん、ごめんな。次はやわらかいの作るから!」





次・・・??


次は


やわらかいの作るから・・・




次っていつ?