彼は一体誰?

ゆかりの何?


彼氏?

知り合い?


馴れ馴れしい呼び方と、ゆかりの肩に触れる彼の手。


私の胸は激しく波打ち、涙が溢れそうになる。



お願い。


やっと見つけた人なの。



お願いだから

私をここから救い出して。



彼を

好きになりたいの。




お願いだから・・・



祈るように目を閉じた。