私たちに声をかけたのは一毅。



……そう、私達はサッカー部の臨時マネージャーとしてサッカー部の合宿に来ている。



事の始まりは一週間前のとある昼休みだった_



* * * *

「「「「臨時マネージャー?」」」」




「そ、冬休み中に合宿があるんだけど。合宿にマネージャーがいないといろいろ困ることがあってさ」




そっか、汐音先輩はこの間のトラブルの後、すぐに退部届を出したって渚が言ってた。




「それに、俺らも練習で疲れた後うまい飯食いたいしさぁ。ほら、うまい飯食えるって思ったら練習もはかどるだろ?」