カーテンをそっと開け、ベッドのそばの椅子に座る



目の前で眠っているのは、いつも俺にぶーぶー文句を言うその辺の女子より全然整った顔に、白い肌の女。



「あ、渚くん!あたし次の競技でなきゃだから、柚葉のことちょっと見といてくれる?」



「ん」




次は確かハードル走。午前中最後の競技で、昼の弁当休憩に入る。



昼休憩が1時間で、そのあとすぐに応援合戦から午後の部が幕を開ける。




……あ。