『だよね、良かった…ご両親は今いる?』 『いえ、今は私しかいなくて…』 『あ、そっか。お父さん海外でお母さんは看護師さんなんだっけ。お母さんはちょうど夜勤?』 さらっと瀬奈家の事情を確かめるような言い方に兄との仲の良さを感じる。 『はい。…えっと、兄のそれは?』 念のため、兄の具合を確かめようと尋ねれば酔いつぶれちゃったみたい、と苦笑いする彼。 『今日サークルの飲み会があって。 先輩達も悪ノリして後輩達に飲ませすぎて、こいつが止めて代わりに…って感じ。 ごめんね、迷惑かけちゃって。』