北条さんと僕。

そんなある日、ゆるい英語のおじいさんの授業を受けているとき 前に座る人物が凄まじいスピードで振り返った。

「堀川くん!聞いて!
あのね、一番気の合う女友達ができた!」

「おめでとう。
どうして僕に言うの?」

「だって他の子に言うと今更感あるじゃん?
総合すると堀川くんが喋ってて一番楽で楽しいんだけど、女の子の友達も欲しいなぁって思ってて。

やっとできたよ〜」

「そうなんだ。おめでとう。」

「味気ないなぁもう。
ちょっとしんどいから寝るね!
今日このノート、持って帰っていい?」

「しんどいの?
僕のノート至って平凡だから、期待はずれとか言わないでね」

「はいはい、もうわかったわかった!
期待はずれって言って驚かそうと思ってたのに。」

「大体北条さんの考えがわかるようになってきたよ。
寝るんでしょ?おやすみなさい。」

「むう。
おやすみ。ノート宜しくね!!」


なんて自由人。
こう何週間か喋ってると、北条さんの考えがわかるようになってきてしまった。

おっといけない。
授業ノートは取らないと。


もし取り忘れたら……大声あげて笑うだろうな。