瑠唯がもう一度掟にとびかかった。 掟はよろけていたのでかわすので精いっぱいだった。 「っき、様あ…。」 瑠唯が思いっきり剣を突き出した。 剣は掟の腹部を貫通して、赤黒い血があふれた。 掟は黒い髪をゆらゆら揺らして、立ち上がった。 腹部を抑える手は赤黒い血でよごれていた。 「っㇷぅ…。痛いなあもう…。 まあいいや、完全につながったし…。 今日の目的達成だ。 …ぅ…今日は帰るよ。またね黎ちゃん。」 掟は苦しそうに笑って 黒い光とともに消えて行った。