漂う嫌悪、彷徨う感情。




--------「・・・もしもし。 あ、おはようございます。 今から行きます」

翌朝、フロントからの朝食の時間を知らせる内線で目を覚ます。

受話器を置き、時計を見ると8:00を過ぎていて、明るい陽射しが差し込む窓に目を向けると、ボサボサの髪をした自分が映っていた。

近くには起きる気配のない日下さんが寝転がっていて、その手には花札が握られていた。

おそらく、昨日ワタシたちは花札の最中に眠気に襲われ、今に至るのだろう。

日下さんを起こす前に洗面所に向かい、左からとてつもない強風を煽ったかの様な寝癖をした髪の毛を直す事に。

さすがにこの頭は見せられない。

洗面台に置いてあったアメニティで何とか髪の毛を整え、日下さんを起こしに部屋に戻る。