「・・・『真琴のお兄さんと一緒に探せばいいよ』って日下さん、さっきの『ワタシに好意があった』って嘘でしょ??」
頭の上にある日下さんの手を退け、顔を振り上げ鼻を膨らませてみせた。
激しく求められても困るが、自分からアッサリ手を引かれると、それはそれで女として何か淋しい。
「嘘じゃないよ。 何、オレが美紗ちゃんをヤリ目で温泉に誘ったと思ってるの?? ヤリ目だったら自分家か安っいラブホ行くっつーの!! ムカついた。 心からのお詫びを要求するわ。
オレは美紗ちゃんと違って、自分のものにならない人に好意を持ち続けるなんて事は出来ないし、したくないの!! 時間の無駄じゃん。 だから、少しでも早く気分切り替えられるように、美紗ちゃんにはさっさと納まる所に納まってほしいの!!」
日下さんが、膨らんだワタシの鼻の穴に人差し指と中指を差し込み、鼻フックをした。



