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梅と彩華が、甘味処を出て

散歩をしている時だった





浅葱の羽織を着た一と平助は、巡察中









芹沢が無抵抗な浪士を斬った








「芹沢さん!!!何やってんだよ!!!」



平助が、芹沢のところへ行く

足下に倒れた男は、すでに死んでいた




「きゃあ!!彩華!!しっかり!!」




梅の声に

一と平助が気がついた







「芹沢さん…
彩華の父も、彩華の目の前で斬られた」


「彩華を傷つけないでくれよな!」




2人は、芹沢を睨む




「どちらか彩華を屯所へ連れて帰れ!」


「一頼む!」


「わかった」




平助の指示で、亡骸が奉行所に運ばれる



斬られた男は、罪人で

芹沢にお咎めなしとされた