「戻りました」


「…ひでぇ顔だな」


「おかげさまで、スッキリしました」


「そうか」


「土方さん… 俺は、ここに残る」


「わかった」





新選組に残る意思を伝え


井戸で顔を洗う




ズキッ

「いっ たぁ」




痣に手を当てたけど

痛んだのは、一瞬だけ




なんだろ…




「おい!大丈夫か?」


「…うん 平気」






新八があんまり心配するから

山崎さんに診てもらった




「酷い痣やな」


「派手に蹴られたので」


「痛くないやなんて、我慢すんなや!
全く!素直やないなぁ!!」



本当に痛くないのに…






翌日






朝餉の際

私は、一の隣に席をとった



まわりの視線が気になるけど



「一!おはよう!」


「おはよう」


「(ニコリ)今日は、巡察一緒だな!
帰りに平助のとこ行こう!!」


「ああ」





断られなくてよかったぁ~














巡察後



私は、隣で手を合わせる一を見つめた


〝何を平助に言ってるのかな〟



視線をお墓に向けると








クラッと…