幹部らからの祝福を受け

婚礼の日取りや住まいを探し始めた頃



二条城へ呼び出された近藤の警護で
彩華が出掛けた




屯所では


「一、少しいいか」


永倉が一を誘い出した


「平助の為に夫婦になろうとしてるのか?」

「……」

「あいつ 気づいてるぞ」

「俺は… 彩華の事、昔から好きだ
平助の次だとしても、彩華が俺と
夫婦になりたいと言ってくれて
俺は、嬉しかった」

「そんなふうに見えねぇよ
お前は、平助を気にしてる!」

「そんなことない!」

「だったら!!あいつを不安にさせるな!」







一は、永倉に反論出来なくなった