「彩華太夫が相手か」

「御不満どすか?」

「いや…酌をしてくれ」

「へえ」


酒を飲ませ、新選組の襲撃を目論んでいて

明日、原田の組を待ち伏せすることまで

わかった




何度も繰り返すうちに



〝この女… 俺に気があるのか?〟



!!!


咄嗟に彩華が手を離して、俯く



「どうした?照れているのか?」


彩華の頬に手を添えてきた


〝初々しいな…〟


「あの!あ…あはっ もう一献どうぞ!」



その場の雰囲気を変えようとしたが

男は、彩華の唇を奪った



「堪忍… うち… 」



〝初めてか!!〟


「大丈夫だ!案ずるな!」



彩華の頭は、真っ白になり

抵抗も虚しく

流されるまま






男に抱かれた



















「何かわかったか?」

「明日、原田さんの組を待ち伏せて
それから新選組を襲撃するそうです」

「彩華?」

「何ですか」