「ひびくーん、おーきて!」

彼女の呼ぶ声。でもごめん。僕は起きれない。このお布団さんからはちょっと‥‥

「ひびくーん!!んもー。」

ちょっとプクッとした彼女を薄ぼんやりと見る。可愛い‥‥

そしたら彼女の顔が近づいてきて。

チュ

ッ‥‥

「えっ‥‥?」

俺は理解が追いつかない。まず、時雨から1度もチューをもらったことがなかったし、僕が無理やりってことが多かったから。

「うぇぇっ!?し、時雨?」

「もう、ほんとに起きないんだから!お仕置きです!」

「え!?」

「‥‥結構恥ずかしかったんだよ?」

時雨いわくさっきのチューがお仕置きらしい。可愛すぎ( *´艸`)

「っぷ、それ全然お仕置きじゃないよ」

そう言うと「嘘だぁー」と言う時雨。でも、それじゃないんだよね。

「まず時雨が僕の家に朝からいるの?
( ゚д゚)ハッ!もしかして酔ってて間違えて呼んじゃった!?」

そう、昨日の夜は夜月さんとの合同での仕事でその後飲んで酔ってそれから‥‥あれ?なにしんだっけ‥‥

すると時雨は「心配さんですねぇ」とやれやれという表情をする。

「私はね



ただひびくんに会いたかっただけだよ」

そう言ってニコリと笑う時雨だった。