「ん‥‥」

「あっ、おはよー」

「だ、誰ですか‥‥?」

目が覚めると誰かの家にいた。見たことあるような‥‥ないような‥‥

「誰とかひどくない?僕、会ったことあるでしょ?」

「ゆ、誘拐犯が知り合いとか、変じゃないですかっ!?」

「おーい、さざれくーん。君の弟くんの彼女さん大丈夫かね?」

さざれ‥‥?しかも、弟の彼女さんが私‥‥?

「はっ!もしかしてあのさざれくん!?」

「よー。時雨ちゃん。悪かったなそこのクソガキ友人が手荒な真似してさ。」

「クソガキ友人って、さざれ君酷すぎ(笑)」


まさかの私を誘拐したのは



ひびくんのお兄さん、



日比野細石(ひびの さざれ)くんでした。