「おーい、ひびの。もうできた?」

「(*'へ'*) 」

「できた?」

「‥‥マダデス。」

「はぁ‥‥。俺、締切今日って言わなかったっけ?」

「だ、だって時雨がいな

「時雨いなくてもできるだろっ」

夜月さんは僕の頭を丸めた雑誌で叩く。

「あとは僕待ちなんですか?」

「後は、時雨の音源なんだけど、時雨電話にでなくてさ。ユエに時雨に電話かけるように頼んだんだけど、時雨でないらしい。」

「あの電話かかりやすい時雨が!?」

ちょっと心配になってきた‥‥

もしかして風邪?僕の中でそんな妄想ができる。

「あの、僕様子を見てきます」

「だめ。」

「なんでですか!」

「お前はイラスト描いとけ。俺がいってくる。明日には事務所に持ってかなきゃだからな。」

そう言ってガチャんとドアの閉まる音がした。


「‥‥彼氏なんだけどなぁ」


ポツリとそう呟いた。

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「知ってるよばーか。」

お前は終わらせろ。