「しぐれぇ〜。大丈夫?ユエさんに何もされてない〜?」

完全にひびくん酔ってる!!
なぜこうなったかっていうと夜月くんが電話で「今日の夜空いてる?」と聞いてきたので答えると「みんなで食べに行こう。」という話だった。

「俺は手は出さないよ!ったく、ひびは失礼だなぁー。」

少し怒り目なユエくん。本当にうちの彼氏がごめんなさい。

「で、ユエと時雨は順調か?」

「それがさ!しぐちゃんめっちゃカッコイイんだよ!俺もギターやろっかなー。」

「今度教えてあげるよ。その代わり歌の歌い方教えて!」

「まじで!?全然いいよ!よし、決まりな!」

そんな他愛もない話をしてると

「まぁ、順調そうだからいいけど‥‥こいつどうすんだよ‥‥」

そうです。ひびくんとまほちゃん。
このふたりはもっぱらお酒が弱いくせにガンガン飲んでよろよろしている。ちなみに私も強くないけどあんまり飲まないのでセーフです!

「Zzz(_ _*).◦」

まほちゃんに関しては爆睡。

「しぐれぇ〜寂しいよぉ」

ひびくんはちょっとおかしいね☆

「じゃあそろそろお開きにするー?」

「そーだな。あ、時雨」

「なに?」

「ひびの頼む。ユエは先帰ってて」

「夜月どーすんの?」

「俺はこいつ送っていくから。一応女子だろ。ほっとくわけにはいかねーしな。」

そう言って夜月くんはまほちゃんをおぶって別れた。途中でユエくんとも別れた後

「ねむぃ‥‥」

「ちょ、ひびくん寝ないで!?」

「‥‥大好きだよ。時雨」

「はいはい(笑)」

はぁ‥‥ひびくんにはあまり言わないんだけど‥‥

「‥‥私も大好きだよ」

ひびくんの耳元でそっと囁いた。