――――――っ!!!!
「2人って、なんか全然話とかしないじゃん?
幼なじみなのに、変じゃね?」
佐藤はじっとアイツを見つめる
ドクドクドク…
俺の心臓が、狂ったように脈を打つ
「―――っ――っ」
呼吸が、上手くできない
俺の目は、アイツから離れない
こんなにも心臓うるさいのは
こんなにも呼吸苦しいのは
きっと、
アイツが何て答えるのかが、気になるからだ
アイツが、俺をどう思ってるか
気になるからだ
「……………」
拳をギュッと握りしめて
期待と不安を胸に抱えて
ふと、思う
…あぁ、
俺は身勝手だ
身勝手で、最悪な奴だ、と
散々アイツを傷付けたくせに
まだ、
アイツの中に俺が存在してほしいと思ってるなんて
アイツの口から俺の名前が出るのを望んでいるなんて…
「…………だっせー」
ポツリと漏れた言葉は
誰にも届くことはない
いつの間にか下を向いていた俺の耳に入ってきたのは
アイツの、声
だった


