だから、 お母さんに聞いてみた。 そしたら、 お母さん・・・・ 「 咲笑。 それはね、笑平君に恋してるからよ 」 ふふって、 嬉しそうに微笑んで言ったの。 床に座り、 洗濯物をたたみながら。 「 こい? わたしが・・ショウくんに・・・? 」 それを横で聞いている私は、 「 ええ 」 お母さんの言葉に首を傾(かし)げてしまうの。 そんな私に、 またお母さんは微笑んで。 手を止めて。 私の顔を見ながら話を続ける。