あたしの1番大切な人



そして、あたしたちは
校舎に入って受験を受ける教室の前まで来た。


「この教室で良いんだよね?」


「うん」


「じゃあ入ろっか」


――ガラガラ~


「杏奈~っ、美優達の席あそこじゃない?」


「あ~、そうだね」


あたし達は自分達が受ける席まで行き、座った。

あたしが美優の席の前で、美優がその後ろ。


「――なんか、すごいざわざわしてるねーっ」


「ホントだね!てか緊張してきたっ!ホントヤバい!!」


「美優、あたしヤバい緊張してきた~っ。あ、先生来た~っ」


なんか中年の先生。
しかも先生若干ハゲてる~!(笑)

なんか喋り始めたし。


「受験生の皆さん、おはようございます」


「「「おはようございまーす」」」


挨拶し終わったあと、
先生は注意事項とか話して出て行った。


先生が出て行ったあと、あたし達受験生はすぐに試験だったので、午前中の4教科をひたすら
解きまくった。