「私は、葉崎加那。ごめん、急に名前なんて聞いて。失礼だったよね。」
と、素直に謝罪すると、

「いや、大丈夫。君2年3組でしょ。」

え?何で私のクラス知ってるの?

急な告白に今度は私が目を見開いた。

「え、そうだけど.......。何で。」
「今日、朝、登校してきたとき、君が窓際に居たから。もしかしてそこが席?」

知ってたんだ。
でも私が見ていた事には気づいていないようだった。