イービルがもたらした転生は、辛いことだらけじゃなかった。
仲間と繋がれて、思い出話ができて。
こんなにも、幸せなことがあった。
怜司くんと、江藤先輩と、利一くんと結べた絆は、私の宝物なんだ。
「じゃあこれからは、たまに集まってお昼食べる?」
江藤先輩は、「作戦会議とかそういうんじゃなくてさ」と付け足して提案した。
「それいい!」
「僕も賛成ですっ」
私と利一くんは、すぐ手を挙げた。
しかし、怜司くんは和やかムードに水を差す。
「そのためには、イービルとの闘いにケリをつけて、平和を奪還しなきゃいけねぇってこと、忘れてねぇよな?」
「……もちろん、忘れてないよ」
雰囲気も、表情も、強ばっていく。
全部解決できなければ、約束は果たされない。
悪夢を繰り返さないように、オーロラの想いを背負ったんだ。



