オーロラの歌




目を鋭くさせて威嚇し合っているラジとグリンをよそに、私は椅子からガタッと立ち上がる。


そんな私に、二人は視線を移した。




「私、ゼロさんに会ってくる!」




ラジがゼロさんのことをあまりよく知らないのなら、私がゼロさんと会って聞いてこよう。


ゼロさんが、私に協力してくれるかは、わからない。



でも、きっと協力してくれるよね。


だって、ゼロさんは条件を出した張本人だもん。


条件のためなら、話くらいしてくれるはず。



「会うのはやめた方がいい」


「どうして?」


「相手は俺らを嫌ってんだぞ?」


「そうだよ~!やめなよ、オーロラ」



ラジとグリンの意見が、珍しく合う。


私を心配してくれてるの?