相当、ショックだったのだろう。
“普通”じゃない、と言われたのが。
るんちゃんの泣き声に、母さんとるんちゃんの母親が駆けつけた。
こうなった原因は俺だとわかると、母さんは俺の頭を無理やり下げさせた。
るんちゃんの母親は、るんちゃんを慰めていた。
それから、るんちゃんとは一言も口を利かずに、帰宅した。
自分の部屋に行って、ベットに転がった。
簡潔に言うならば、俺は自分のことが嫌いだった。
クラスメイトも、身内も、俺を嫌っていた。
表情が固くて、口も悪くて、態度がでかくて。
こんなにひねくれている奴なんか、怖がられて当然だ。
るんちゃんは、まだ泣いているだろうか。
もう、俺と会ってはくれないのだろうか。
謝りたいのに、正直になれなくて。
臆病になって、逃げている。
真っ直ぐになりそこねた俺の身体には、大量の毒が廻っているんだ。
その猛毒はへばりついていて、取り除けない。
綺麗な花に近づいたら、毒に侵され、枯れてしまう。
毒が効かないものは、ない。
自分自身すらも、毒の餌食になっているのだから。



