私が椎本くんを信じているように、椎本くんも私を信じて?
「私は、椎本くんと一緒に闘いたい」
オーロラ達とは違う、私達なりの絆を繋げていこう。
仲間の存在を、確かめ合っていこう。
「仲間になろうよ」
忘れないで、隣に私がいることを。
難しく考えないで、隣に並んで立つことを。
どんなにでこぼこな関係になっても、大丈夫。
きっと、前世から託された想いが、新たに芽生えた想いが、溝も狂いも闇も埋めてくれる。
私達なら、運命に希望を届けられるはずだ。
「ったく、頑固なのは変わんねぇな」
ボソッと呟いて、今にも泣きそうな笑みを浮かべた椎本くんは、椎本くんの拳に触れていた私の指に自分の指を絡めて、私の手を強く強く握り締めた。
もう離さないよ。
もう離さないで。
私は心の中でそう伝えながら、握り返した。
それはまるで、仲間との誓いのようだった。
「ありがとな、小倉」
「“琉美”でいいよ、怜司くん」
「……あぁ、そうだな、琉美」
怜司くんは、名前呼びしたりされたりして照れくさくなったのか、視線を斜め上にずらした。
そんなところが可愛らしくて、ふふっと笑ってしまった。



