最初は、よかった。
頼られることが、慕ってくれている証だと思っていた。
けれど、いつしか俺をパシって、こき使って。
俺を道具のように扱う友達が、嫌いになった。
あぁ、もう嫌だ。
誰とも関わりたくない。
どこかに、塞ぎ込んでしまいたい。
また汚れた思いをするなら、独りでいい。
世界をもっと狭めて、俺だけしか居られないようにすればいい。
誰とも、関わりたくない。
孤独になろうと決めた翌日。
『おっす、怜司!』
『……』
『れ、怜司?』
友達に挨拶されても。
『怜司、いつもの……って、おい、聞いてるか?』
『……』
今日も頼ろうとしても。
『無視すんじゃねぇよ!』
『……』
『聞こえてるんだろ!?』
俺のことを怒っても。
『……』
俺は、全てを拒絶して。
関係性を、優しさを、良心を、弱さを、友達と呼んでいた人達を、喜んで捨てた。



