オーロラの歌






次の日もその次の日も、時々足音が聞こえてきた。


しかも、俺のあとを尾行しているらしい。


まさか、俺は、窃盗だけじゃなくストーカーまでされてるのか?


現実の怖さを今更ながら感じて、背筋が凍る。




ストーカーされていることに気づいた、数日後。


その日も、足音は執拗に俺を付け狙っていた。


このまま尾行されていても、埒があかない。


俺は覚悟を決めて、曲がり角を曲がって待ち伏せをした。


俺が曲がった途端、足音は速くなる。


ストーカー犯も曲がり角を曲がると、俺が待っていたことに驚いて、反射的に一歩下がった。



『お前か、俺のあとをついてきてたのは』



ストーカー犯は、どこかで見覚えのある顔をしていた。


……あ、そうだ。


一ヶ月前くらいに、俺に告ってきた奴だ。



『はっきり言って迷惑なんだけど』


『っ、』



ガンを飛ばす俺に、ストーカー犯は怖がって逃げようとする。


しかし、俺はストーカー犯の腕を強く引っ張り、逃がそうとはしなかった。