オーロラの歌




誰が犯人なのか、全く予想できなくて。


俺に近づく全員が、怪しく見えてしまう。


一応友達に相談してみたが、友達と協力しても犯人の目星は付けられず。


現状は日に日に悪い方向へと動いていった。



靴、学ラン、シャーペン、ノート、ハンカチ、生徒手帳。


一ヶ月で、これだけの物が盗まれた。



俺は家路をたどりながら、ただ事ではなくなっていった状況について悩んでいた。


やっぱり、警察に通報した方がいいのか?


でも、犯人はどう考えても学校にいるっぽいし、学校側もあまり大事にはしたくないだろうし。


どうっすかなー。



――コツ、コツ。



……ん?


不意に耳をかすめた、足音。


今歩いている細道には、俺しかいないはず。


振り返って確認してみるけれど、やはり誰もいない。


気のせいか?