その声を聞きつけた街の住人が、ぞろぞろと集まってくる。
な、何ごと……!?
私達を囲む、多くの住人達。
ラジって有名人なの?
ラジが帰ってきたから、それを歓迎しているのかな?
「ラジ!」
しかし私の予想は、住人を代表して私達の前に出てきたとある老人の第一声で、あっけなく崩れていった。
ピリピリとした言い方。
これは、喜んで迎えているわけじゃなさそうだ。
「そいつが、噂のオーロラか?」
老人のつり上がった目が、ギロリと私に向けられる。
私は、ビクッと肩を震わせた。
「なぜ、殺さずに連れてきたんじゃ?」



