オーロラの歌




ねぇ、お母さん。


空の上から、私のことを見てくれているかな。



お母さんの言葉を、約束を、忘れたりしてないよ。



この能力を、誰かのために使って。


この国に、純粋で真っ白な心で、歌を紡ぐよ。



だから、私に勇気をください。


何にも恐れず、立ち向かい、誰かの“希望の光”となれるような勇気を。


お母さんのようになれるような、勇気を。




『オーロラ』


『なに?』


『誰かが泣いていたら、傷ついていたら、苦しんでいたら、手を差し伸べてあげてね。たとえ、誰であっても』




お母さんが教えてくれた、優しさと温もり。


今度は、私がそれらを教える番。



私が、暗闇の中でうずくまっている誰かに、助けを求めている誰かに、“幸せのかたち”を贈る番。