誰がベットを使用しているのか気になるけど、具合が悪いからベットで寝ているんだし、そっとしといてあげなきゃだよね。
「利一くんは、どうして保健委員になったの?」
私は会話の話題も兼ねて、利一くんに何気ない疑問をぶつけてみる。
黄金色の夕焼けが、保健室を塗りつぶしていった。
「どの委員会でもよかったんです」
濃くなった影に、利一くんの小さな声が吸い取られた。
利一くんは顔を歪めて、俯く。
「僕なんかでも、役に立ちたくて」
唇を噛みしめた利一くんに寄り添いたくて、利一くんの両頬を私の両手で包み込んだ。
「大丈夫だよ」
「る、み先輩……」
「利一くんなら、大丈夫」
説得力も信頼性もない、非力な言葉だったかもしれない。
それでも、伝えたかったんだ。
もっと自信を持って?
私は、利一くんを頼りにしてるよ。



