昼休み。 佳那と教室でお昼ご飯を食べる。 「さあ、聞かせてもらいましょうか!」 「何を?」 張り切っている佳那とは正反対に、私はキョトンとする。 お弁当に入っているおかずから、甘い卵焼きを取って頬張った。 ん、美味しい。 「とぼけないでよ」 佳那はドン、と机を叩いた。 とぼけてないよ。 さっぱりわからなくて、眉をひそめた。 「今朝のこと、さっさと白状しなさい」 今朝? あっ、椎本くんを「ラジ」って呼んだこと!? まだ覚えてたんだ……。 できれば忘れててほしかった。