目を泳がせながら、ゆっくりと席に座る。
サエちゃん、怒ってる?
怒ってるよね。
うわー、どうしよう。
周りからクスクスと笑う声が聞こえて、赤面する。
恥ずかしすぎる!
「す、す、すみませんでしたああ!!」
先手必勝で謝ると、盛大なため息を吐かれた。
「次はないわよ」
え?
私の視界に、サエちゃんは困り顔が映る。
「気をつけなさいね」
「サエちゃん……」
「次授業聞いてなかったら、宿題を大量に出すからね」
サエちゃんの好感度が、効果音を鳴らしながら上がった。
ありがとう、サエちゃん!
あんなに優しいサエちゃんが、イービルなはずない。
サエちゃん、疑ってごめんね!



