私、雰囲気変わったのかな。
自分ではわからないや。
もしもそれが本当なら、要因は間違いなく転生魔法だ。
キーンコーンカーンコーン、とチャイムが鳴り渡り、私達はそれぞれの席につく。
扉から、サエちゃんが教室にやってきた。
「皆さん、おはようございます」
サエちゃんは教室の端から端へ視線をずらし、私達生徒に極上のスマイルを向けた。
今、私と目が合った……?
いや、私じゃなくて、前の席の子かもしれない。
さっき佳那が昨日とは違う私に気づいたのは、佳那がイービルだから?
それとも、生徒である私を、先生という立場を使ったらいつでも監視できる、サエちゃんがイービル?
……ダメだ。
疑心暗鬼に陥ってる。
全員が怪しく見える。
転生魔法をかけたイービルの現世は、私の前世がオーロラだと知っている。
それが、転生魔法の仕組み。
そんなことわかってるけど、納得いかない。
こんなの不公平じゃん。
私にも教えてほしいよ。
誰を転生させたのか。誰が誰に転生したのか。



