オーロラの歌




熱いのに、寒くて。


体温や神経が、どこかへと奪われていく感覚になる。



「ふふっ、あんたはここまでのようね」


「は!?何言ってんだっ」


「そうだよ!お前の方がよっぽど危険だよ!!」



また咳をした私を笑った女王様に、ラジとグリンが反発する。



「まさか、あなた達知らないの?」



女王様は必死に呼吸をしながら、瞳を三日月型にした。


悪い予感を感じて、胸がざわめく。



「いやしの歌に隠された秘密を」



ざわり、と気持ちの悪い風が頬を舐めた気がした。


女王様、やめて。


そう止めたいのに、声は喉を通過せずにもがいてる。



「オーロラは知っているのかしら?」



女王様の獣のような目が、私を射る。


女王様なんか気にするな。


今は、歌え。




「♪~~ものが……っ、ゴホッ」




喉を抑圧する私に、女王様はニヤリと不気味に微笑む。