ギュッ、と拳を握り締める。
胸が熱いのはきっと、ヘアピンのせい。
ヘアピンが、私に希望をくれた。
「♪~~苦手な嘘をついた君に 幸せが舞い込むように~~♪」
女王様よりまず先に、ゼロさんとグリンの洗脳を解こう。
味方を、取り戻そう。
女王様が描く、筋書き通りにはいかせない。
大丈夫だよ。
どんなに苦しくたって、私が寄り添ってあげる。
心配しないで。
私の想いは、永遠に変わらないから。
罪悪感も、責任も、捨てていいんだよ。
“もしも”なんて要らない。
二人を縛っている茨から、助けたい。
難しく考えないで、自分の気持ちに素直になって。
私のそばにいた時間を、無意味なものにしないで。
私は、一緒にいたいよ。



