グリンが、私達を裏切ったことには変わりないのかもしれない。
確かに私達は仲間だったけれど、グリンの心には自分が私達の敵である自覚があったのかもしれない。
でもね、いいの。
私は事実を受け入れてなお、グリンを仲間だと思ってるよ。
傷つけられてもいい。
傷ついてもいい。
その傷は、いつか治るから。
私が、治すから。
そうやって、絆を深めていこうよ。
誰にだって後悔があって、背を向けてしまいたくなる瞬間が来る。
時間は巻戻りはしない。
それでも、再スタートをして一歩踏み出すことはできるんだ。
正解も不正解もわからないからこそ、自分が信じたい答えを選べばいい。
「お願い、返事をしてグリン」
私は今にも泣きそうな顔で、手を差し伸べる。
けれど、グリンがその手を取ることはなく、またしても拒まれてしまった。
女王様にはそんな私が惨めに映ったのか、ニンマリと目を細めた。
「てめぇ、いい加減にしろよ!」
私の首を狙うグリンに、ラジが蹴りを食らわせた。
「お前が言ったんだろうが。オーロラを守る、って!!」
「……」
「それなのに、なんでお前がオーロラを傷つけようとしてんだよ!」
グリンとラジが、高い戦闘力を駆使して闘い始める。



