オーロラの歌




答えなんかじゃない。


答えだとしても、不正解だ。



「ねぇ、グリン」



私は、グリンに手を差し伸べる。


グリン、この手を取って。


一緒に立ち向かおうよ。



「やめてよ」


「え?」



けれど、グリンは私の手を拒んだ。


どうして?


グリンは、私の味方でしょ?



「あははは!やっぱり、呆れるほどバカで愚かね」



女王様の笑い声を流し、グリンを見つめる。



……あっ。


グリンを纏う、灰色の霧。


あれは、エストレア・シティで見たものと同じものだ。


悪のエネルギーが集まってできた現象。



もしかして、グリンには催眠魔法がかけられているの……?